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「うたまくら30周年にむけて」vol.37〜日本の芸術文化を発信④〜 - 2021.09.20 Mon

スタッフの松田です。
2007年にはじめてのポーランドを訪問し、いかにポーランドが親日の国であり、大学生の皆様の勉強の熱心さ、日本語を話せるということだけでなく、その背景にある歴史・文化・風習を先生方が素晴らしいご指導をされているということがわかりました。以後、ポーランドでのご縁が拡がり、毎年、各地の大学、劇場、古城、教会、文化センターでの公演を開催しました。

その中で、ポーランドと日本との関わりをもつ、ポーランド日本情報工科大学とのご縁ができました。ポーランド日本情報工科大学は、共産主義時代に破綻したポーランド政府の強い経済技術支援要望により日本が援助し、コンピュータ技術の開発を目的として1994年ワルシャワに創立、その後、ビトム校(2003年)・グダンスク校(2007年)と開校。当初は情報科学に特化した大学でしたが、その後、日本文化学部や新メディア美術学部、建築学部も開設され、ポーランドの私学でトップの大学です。

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2011年に歌枕がアメリカ・ヨーロッパの大学などにむけて、国際交流の思いで  CDをお送りした時に、日本情報工科大学の東保光彦教授より、「日本人の素晴らしさを感じました。今度ワルシャワに来られる時には、ぜひお越し下さい。」とのご連絡をくださり、また偶然にも同じ時期に、公演を開催した劇場の方のご紹介で、グダンスク校のモシチブロツキ先生よりもご連絡をいただき、演奏会形式での講義と和歌劇の公演を行いました。


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日本情報工科大学ワルシャワ
うたまくら草子51号対談 東保光彦教授
http://www.utamakura.co.jp/artist/zosiguest/51toho.html


講義は、「明日香風」の歌ではじまり、学生さんたちに日本への興味等について質問をしたりし、学生さんたちと一体化しての講義となり、後半は、万葉集をテーマに日本人の根源的な心を歌う活動をはじめるきっかけとなった鹿児島知覧にある特攻隊記念館で衝撃を受け、自分は何をすべきか、何ができるのかを考えたというお話をし「防人の歌」を演奏するなど、学生さんたちは真剣なまなざしで聴いておられました。


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日本情報工科大学グダンスク
うたまくら草子52号対談 モシチブロツキ・ヴォイチェフ先生
http://www.utamakura.co.jp/artist/zosiguest/52moscibrodzki.html


和歌劇公演は、学生さんの他にも一般の方もご参加くださり、公演後には、「日本の精神は、世界中で一番美しいです。本当に今日は嬉しです。」「日本の文化には、そこに精神を感じる。」「心にダイレクトに伝わりました。」「ユニバーサルの中にも、日本の心を感じた。ぜひ世界中にひろめて欲しいです。」などご感想をいただき、そして、「また来年お待ちしています。」がお別れの言葉となり、数年に亘り公演をさせていただき交流が深まっていきました。



「うたまくら30周年にむけて」vol.36〜日本の芸術文化を発信③〜 - 2021.09.13 Mon

スタッフの松田です。
歌枕の第2期海外公演は、2007年ポーランドからはじまりました。
2007年は、ポーランドと日本の国交回復50周年の年にあたり、その記念行事が両国で行われていました。その一環として、ポーランドワルシャワにあるスターリンが建てた文化科学宮殿にて、国際親善協会主催「ジャパンウィーク」が開催され、歌枕は和歌劇「富智の山」を上演しました。

2007ポーランドワルシャワジャパンウィーク



そしてポーランドに行くのであれば、ぜひ日本を学ぶ方々に出会いたいと、日本ポーランド協会のご紹介で、ワルシャワ大学とポズナムにあるアダムアダムミツケビッチ大学においても和歌劇「富智の山」させていただきいました。当時、ポーランドで日本学科がある大学は、この2大学とクラクフにあるヤギェウォ大学、トルンにあるコペルニクス大学の4大学と言われていました。ポーランドは親日の国で、日本について学びたい学生さんたちが多くいらっしゃいました。大学の公演での通訳は、日本学科の学生さんが担当してくださいましたが、日本語を勉強し始めてまだ2年という方が美しい日本語を話されていて驚いたことを思い出します。

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ワルシャワ大学では新図書館で、アダムアダムミツケビッチ大学では、その町にある古城ホールにて公演をさせていただきました。古城ホールは、ホールと博物館、美術館として保存活用されている歴史的建築でのコンサートとでした。学生さんたちが、チラシを作成、配布の広報活動をしてくださり、日本語を学ぶ学生さんたちと市民の方々が多くお集まりくださり、公演後はスタンディングオベーションとなり感動的な日となりました。

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そして、アダム・ミツキエビッチ大学の日本学科長エステラ・ゼロムスカ教授にクラクフのヤギェウォ大学大学をご紹介頂いたり、また翌年「うたまくら草子」対談もお願いしましたところ、古城ホール内の一室をとても素敵な秋の演出にしてお迎えくださいました。

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「うたまくら草子40号」 対談 アダム・ミツキエビッチ大学の日本学科長エステラ・ゼロムスカ教授
http://www.utamakura.co.jp/artist/zosiguest/40estera.html




また数年後、通訳をしてくださった学生さんたちが日本に留学生、研究員として来られ、うたまくら茶論に来て下さいました。歌枕の音楽を通して、国・言語を超えて、心が繋がり、本当の意味での国際交流が生まれていると感じました。

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ポーランド2都市から、歌枕のヨーロッパの方々との出会いははじまり、出会った人の思いによりどんどんと各地に拡がって行きます。次回につづきます。



9月5日(日)歌枕直美「茶論やまとうたコンサート」レポート - 2021.09.06 Mon

スタッフの松田です。
9月5日(日)うたまくら茶論に於いて、歌枕直美「茶論やまとうたコンサート」=友の会会員制=を開催。今月の沖縄万葉集をテーマにした新作は、「航海を守る女神」を制作上演しました。歌枕は、海の女神をイメージする装いて登場し、琉球王朝の時代、東シナ海を行き来する人たちが信仰していた航海の安全を守る女神・馬姐のお話と沖縄に似た話が残されていることを紹介しました。


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上演後、お客様より「今日の作品は、不思議で魅力的でした。」「歌枕さんの音楽によって、人の動きやお話の流れが良くわかり、すっと心に響いてきました。」などのご感想をいただきました。
また、歌枕より、20数年前に、この馬姐を祀る長崎県にある黄檗宗の寺・興福寺にて、歌枕の公演をさせていただいたことやその時に遣唐使の最後の停泊地 五島列島の三井楽に行き見た海の空気感が忘れられない事や村長さんから隠れ遣唐使の話を伺った事など、いろんなことが繋がってきたと、お話し致しました。


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今月の歌枕が選ぶやまとうたは『遠い月』
歌枕より「遣新羅使人の歌で、どこにいても同じ月を見上げることができ、都に残して来た妻も同じ月を見ているだろうとこんなにも遠くに来てしまったとおもう歌で、現代と違い連絡をとるすべもなく、帰って来て顔を見るまで無事かどうかがわからない時代で、今日のお話にもつながると思い選びました。」と、お話しして演奏。歌枕の歌声に乗せられた言葉が、胸に響いてきました。


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また昨日は、幼少の頃から“やまとうたの世界”が好きと歌い続けてくれている原田さくらさんが来年春の就職が決まられたお祝いにと、歌枕がご招待させていただき一緒に『梅と宴』を歌って締めくくり、コンサート後は、しっとりと歌枕の初秋を感じるオリジナルメニューでの昼食を美味しくいただきました。

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8月29日 第4回「紘美の宴コンサート」レポート - 2021.08.30 Mon

スタッフの松田です。
8月29日うたまくら茶論にて第4回「紘美の宴コンサート」開催しました。「紘美の宴コンサート」は、昨年8月30日に天に召された歌枕直美友の会の会員であり、最後までやまとうたを愛し歌い続けてくださった伊藤紘一郎さんの「紘」と歌枕直美の「美」をとって名付けられ、歌枕の進行のもと、歌枕のオリジナル楽曲「記紀・万葉やまとうた」を愛して下さる皆様方に歌っていただくコンサートです。

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また前回の第3回では、歌枕が、歌枕直美友の会・歌枕直美のやまとうたを歌う会の会長を務めてくださっている竜門陽子さんは創作力をお持ちではと、短編小説を書かれてみてはいかがですか?と、お話したことにより、初作品「途る-みちる」を発表され作家デビュー、新しい才能を発揮されました。

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そして、今回のオープニングは、その竜門陽子さんの第二作目短編小説「ケンサク」を、金尾信子さんの朗読からスタートしました。現代は手の中のスマホケンサクで全ての情報が手に入る世の中ですが、小さな草木を愛でる心は、千年以上まえから同じで、受け継がれる命は生物も植物も同じ、それぞれが生き、天寿を全うすることに意味があると、植物たちの会話で本質を伝えるお話でした。歌枕は、その中の一節「顔をあげて明日をみつめていれば、それが人間だと思います。」という言葉に感動しました。と、話しておりました。


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その後、10代〜80代の世代を越えた女性陣の皆様が、伊藤さんを偲びながら、それぞれの解説とともに、自分自身の“やまとうたの世界”を演奏・表現してくださり、それぞれの年代での輝きがあり心で響き合う時間となりました。歌枕の“やまとうた”を通し人が出会い、年齢や仕事、立場など関係なく、歌枕のもと語り合い共感し合える「紘美の宴」は、貴重な時間だと毎回思います。



「うたまくら30周年にむけて」vol.35〜日本の芸術文化を発信②〜 - 2021.08.23 Mon

スタッフの松田です。
歌枕は、記紀・万葉集をテーマにした音楽・舞台芸術を通して、日本の「歴史」「文化」「精神」を世界の方々に伝えたいと、ヨーロッパ諸国8カ国22都市の日本学科のある大学、文化センター、ホール、文化協会などに主催をしていただき、公演を行ってきました。


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ポーランド ポズナム古城ホール)


<開催地 8カ国22都市>
ポーランド…ワルシャワ、クラクフ、ポズナム、シレム、リジナ、
         トルン、コシャリン、スワプノ、ザモシチ、ルブリン
* フランス…パリ
ドイツ…ミュンヘン、カールスルーエ、デュッセルドルフ
* フィンランド…ヘルシンキ、エスポー、カンガサラ
ハンガリー…ブダペスト
* チェコ…プラハ
* リトアニア…ヴィリニュス
* トルコ…イスタンブール



公演は、記紀・万葉集「やまとうたコンサート」、和歌劇「富智の山」「源氏物語~葵の章~」「ヌカタ」「姫たちの伝言」「古事記うたものがたり」など。公演を開催してくださることが決まってから、はじめて日本からやってくる歌枕の紹介をと、その主催者ごとに工夫を凝らして宣伝活動を行って下さり、歌枕が現地に到着するのを待って下さっていました。


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ハンガリー ブダペストカロリ大学)


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(リトアニア  日本カルチャーフェスティバル)


ザモシチ ざ

ポーランド ザモシチアートフェスティバル)


ミュンヘンのコピー

ドイツ ミュンヘンバイエルン独日協会)

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ポーランド トルンDom Muz劇場)




事前に日本から写真や参考デザイン、作品タイトル、あらすじなど素材をお送りし、それを現地でポスターや看板、新聞、インターネットなど用に、様々センスの良いデザインの案内を作り出されており、また掲示のされ方も日本と違ってユニークなものもありました。その案内等からも、歌枕を迎えてくださる思いが伝わりました。また、歌枕の音楽が国や言語を超えて心をつなぎ、公演成功へむけて気持ちがひとつになっていることを感じました。

次回は、公演の様子、現地での反響をご紹介いたします。



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アーティスト歌枕直美のライブを中心とした様々な音楽活動を、コンサートスタッフがレポートいたします。

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