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12月1日「茶論みやびうたコンサート」レポート - 2012.12.03 Mon

スタッフの松田です。
今年最後の「茶論みやびうたコンサート」は、上島名誉会長をはじめとする多くの友の会の会員様がご参加くださり、歌枕が「みやびうた」が出来てからの15年を語る濃厚なコンサートとなりました。
上島名誉会長のご紹介ではじめてご参加くださった小林様ご兄弟は、おじいさまが伊勢の斎宮のご出身で、千数百年前より代々その地にお住まいで、祖先には斎宮としてお仕えされた方もいらっしゃるとのお話でした。

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今月の和歌劇は初代斎宮として仕えた天武天皇の皇女「大伯皇女」のお話でしたので、小林様ご兄弟がこの日にお越しくださったのも、とても不思議なご縁だと思いました。

そして和歌劇の後は、一ヶ月前になるポーランド公演、帰国一週間後の下関市立豊田中学校での公演、先週の浜松・福嚴寺での和歌劇「熊野」追加公演についての歌枕のお話を交えての「やまとうたコンサート」でした。
その中で、歌枕が6年に渡り続けてきた和歌劇の海外公演ついてのご感想を菅沼先生にお伺いすると「万葉集にある価値観・人と自然が関わりあった世界観を昔の人は好ましいと考えており、それが今の時代にも必要なことと思って10年にわたり和歌劇制作を続けてきました。海外の方にも、和歌を音楽にして歌う形であれば、歌を通して日本の良いところ、日本人の精神を伝えることができるだろうと思い海外公演をはじめたら、ちゃんと本質が伝わり「これが本物の芸術だ」と感じてくださる方々が出てきてくださり本当に嬉しく思いました。」とお話くださいました。

また、下関市立豊田中学校に招いてくださった山本栄作さんも山口から子供たちの感想文を持って、ご参加くださり、歌枕がその感想文の一部を、皆さんにご紹介しました。
「私も歌枕さんに負けないよう、日本の伝統や言葉を大切にしていきたいと思いました。」「歌枕さんが歌われると、違う空間にいるような気がしました。」
「知っている短歌が出てきて驚きました。山部赤人が富士山について詠んだ歌が出てきましたが、歌枕さんが歌うことで、その短歌の良さがすごく表れて感動しました。」
「私が一番好きだったのは、『千曲の恋』で、好きな人への思いがすごく伝わって心に残りました。」など。

歌枕は、1部「やまとうたコンサート」2部和歌劇「富智の山」とフルコンサートでさせていただいたのですが、中学生のみなさんにどう感じていただけるのか、途中、席を立たれたりされないかと不安に思う気持ちもありましたが、皆さんしっかり聴いてくださって、こうして感想文をいただきました。ポーランドでも毎年聴いてくれる小さなファンがいて、年齢も国も関係ないと思いました。
そしてまた、今年は大変深く考えることが多く辛い部分がありましたが、先日テレビで、建築家の安藤忠雄さんが「夢を持つということは、過酷な時間を多く過ごすことだ。」と話されているのを聞き、本当にそうだと思い勇気がでましたと、語っていました。

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今年最後の「茶論みやびうたコンサート」の締めは、『酒楽の歌』を歌い乾杯し、宴のはじまりとなりました。



メニュー

明太子ポテトサラダ と しらすカナッペ
ポーランドきのこ風味 ほうれん草とささみスープ
中華風かきのはるさめ煮込み~土鍋にて~
山椒おにぎりとゆず大根
~お誕生日ケーキ~
角田先生のブルーベリーケーキ
山本さんのいちごシフォンケーキ

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明太子とポテトの相性は抜群で、しらすカナッペも美味
ポーランドの香りのスープは「おいしい!」と大人気
土鍋であつあつ・・・お酒が進みます
そして、今日は11月生まれの角田先生と山本さんの
歌枕お手製の美しいケーキでお誕生祝い
とても美味しく、心もあたたかくなりました。



*「茶論みやびうたコンサート」は、新年より「茶論やまとうたコンサート」に名称変更し、1月5日(土)スタートします。
新年1回目は、新年特別版にて、15時開演です。ぜひ、ご参加くださいませ。



<2012年うたまくら茶論コンサートスケジュール> ・・・・・・・・・・・・ 

  ◆12月14日(金)19:00~22:00 茶論「金曜の夜にコンサート」

  ◆12月20日(木)~25日(火)うたまくら「クリスマス☆忘年会」
     *20日(木)、21日(金)、25日(火)・・・19:00~22:00
     *22日(土)、22日(日)、23日(月・祝)・・・17:00~20:00





10月6日「茶論みやびうたコンサート」レポート - 2012.10.09 Tue

スタッフの松田です。
今月の「みやびうたコンサート」は、ポーランド公演出発前のコンサートということもあり、多くの皆様が応援に駆けつけてくださいました。
また昨年、奈良・東大寺 大仏様のお祭りの日10月15日にコンサートをさせていただいた時にお世話になりました東大寺上院院主の筒井寛昭氏とNPO法人奈良大好き人代表の辰巳氏がご参加くださいました。

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筒井様にお越しいただけるとのことで、歌枕が急遽 今月の和歌劇を「大宮の歌垣」に変更して上演いたしました。
「大宮の歌垣」は、日本書紀古事記に残された和歌を題材に書かれた作品です。
脚本の菅沼先生より、歌垣についてお話を伺いました。「当時の若者が広場に集まり、歌を歌い合ったということが残っているそうですが、それ以上のことは記録がなかったそうです。中国の雲南省には、つい最近まで同じような風習が残っていたとのことで、その人たちの風習を参考にして再現してみると、男女が二手に分かれて定番の歌とその場での即興の歌を掛け合いで歌っていて、やはりテーマは恋の歌が主になっていたでしょう。」とご説明くださいました。
またこの物語は、この「歌垣」を舞台に、ひとりの女性・影媛をめぐって、大王の息子と有力者平群氏の息子の恋の争いが描かれているのですが、その背景に平群氏と勢力争いをしていた大伴氏の陰謀により平群氏が滅ぼされ、影媛の悲しみの歌で締めくくれるドラマチックな悲恋のお話でした。そして最後に、その後数十年経って、新生なった日本国の首都となった奈良の都 東大寺・大仏殿の前に各国から人々が集まり、歌い踊る様が描かれた映像が映し出される前で、奈良の都を謳歌する歌「おしとど」を歌い上げました。
お客様より、「言の葉のCDにも入っている『影媛』の歌がとても好きなんです。二人の恋の切なさが伝わってきます。「影媛の歌を聴きながら、石上神宮からの風景が、頭に浮かんできました。」とご感想をいただきました。
コンサートの最後に、歌枕が皆様に「ポーランドでは、和歌劇「富智の山」を上演します。1300年前に山辺赤人が、“語り継ぎ言継ぎゆかん 富士の高嶺を”と1300年前に歌っている、この日本の誇りを海外の皆様に紹介してきます。」とお話し、ポーランド公演への思いを込めて「富士」を歌いました。皆さんの暖かいエールのお気持ちと、歌枕の思いが融合した雰囲気となりました。


メニュー

ポーランド風野菜スープ
=今日のタジン=
ゆで玉子ときのことブロッコリーのマスタードソース
ポーランド風ロールキャベツ トマトソース
~お誕生日ケーキ~
伊藤さんの栗のシフォンケーキ
松田さんのさつまいもケーキ

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今日のお料理はポーランド
野菜ときのこがたくさん入ったスープ
いろんな種類のきのこ、ゆで卵、ブロコリーは色どりが綺麗で
マスタードソースは、パンにかけてもGood!
食もお酒も進みます。
ロールキャベツのポーランド風とは?
中の具がひき肉と一緒にお米入り
優しいお味のトマトソースで美味
10月のお誕生日ケーキは
栗とさつまいものケーキで秋を満喫しました。
ごちそうさまでした。







9月1日「茶論みやびうたコンサート」レポート - 2012.09.03 Mon

スタッフの松田です。
9月1日の「みやびうたコンサート」ということで、山上憶良の『秋の七草』よりスタートしました。この曲は、歌枕作曲のしっとりととっても良い曲で、ご参加の皆様より久しぶりに聴けて嬉しかったですとのお声をいただいていました。
今月の和歌劇は『富智の山』後編~防人と富士の高嶺~で、万葉時代に残る富士山にまつわるお話でした。
脚本の菅沼先生のお話によると、駿河の国の豪族 庵原君が1万人の兵士を率いて、朝鮮半島の戦場に向かったと歴史書に残っており、今で言うと、10万人くらいの規模のことだそうです。この後編では、万葉集に残る駿河の防人の歌によって綴った、父母に別れを歌で告げ、愛する妻とふたりで眺めた富士の歌を歌って旅立った若者のお話として作られました。当時、歌を詠むということが、自分の生きた証を残すことでもあったそうです。
今日も、茶論のお客様、最長老でいらっしゃる角田先生がお話くださる旧制高校時代 学徒動員で戦地へ旅立たれた親友の方のことと、この大切な人を残して旅立った駿河の若者とが重なり、胸が熱くなりました。
歌枕は、「いろんな流れの中で、来月のポーランド公演で6年ぶりにこの「富智の山」を上演することになりました。最後の富士の歌を歌うとき、日本人の誇り・プライドを感じ、とても嬉しいです。」とお話していました。
そして最後は、恒例の「酒楽の歌」を、みんなで歌い乾杯をし、宴会のはじまりとなりました。


メニュー

酢そうめん 青柚子風味
鱧とまったけの春巻き
土瓶蒸し風吸い物
イタリア風 ま~ぼ~豆腐丼
薮岡父さんの梅ケーキ&千恵さんの梅ポンチ


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前菜はさっぱりと食欲のそそる酢味で
鱧とまったけの組み合わせが抜群の春巻き
まったけの良い香りのお吸い物で、贅沢な秋気分
イタリアン風ま~ぼ~は、
ご飯にもお酒にもピッタリで食欲の秋まっしぐら!!
千恵さんの二上山の梅ポンチでさっぱりと
そして最後に、
9月12日生まれの歌枕の実のお父様の80歳のお誕生日を
歌枕お手製の梅ケーキでお祝いしました



来月10月6日の茶論みやびうたコンサートは、ポーランドコンサートツアー壮行会も兼ねて行います。また、10月の和歌劇作品は、予定を変更して、大津皇子の命日10月3日にちなんで、和歌劇『大伯皇女』を上演することになりました。
皆様のご参加をお待ち致しております。


<秋公演予告>......................................................................

 和歌劇「熊 ゆ や 野」
-平家と源氏の間で揺れ動く 遠州池田宿の女性当主-

日時:2012年9月29日(土)30日(日)17時半開演
会場:天王山 福厳寺(ふくごんじ) 浜松市曳馬1-4-1





8月4日「みやびうたコンサート」レポート - 2012.08.06 Mon

スタッフの松田です。
8月の和歌劇は、新しく書きなおされた「富智の山」前半でした。
今回のコンサートのオープニングで歌枕が「実は、2週間前に、昨年のポーランド公演で聴いてくださったグラフィックデザインの先生より、『ポーランドのルブリン市にあるマリー・キュリー大学の芸術学部設立15周年記念式典の中で歌枕さんのコンサートを開いて欲しい。』とのご連絡をいただきました。春に、このグラフィックデザインの先生から、送っていただいた本に自分の写真が出ていて、芸術に感謝すると書かれていました。音楽を通して、言葉がわからなくても感性が通じる、共鳴したということに、大変感動しました。そして、ぜひ記念の日に、日本の象徴の「富士山」のお話を上演したいという思い、急遽、予定していた「ヤマトタケル」より、和歌劇「富智の山」に変更となりました。」とお話させていただき、和歌劇「富智の山」前半の上演になりました。

新しくなった和歌劇「富智の山」は、古事記よりイザナミ・イザナギの国生みのお話で、日本列島誕生の力強さを感じる歌枕作曲の曲からはじまりました。そして、常陸国の風土記に出てくる筑波山と富士山のお話で、スクナヒコナの神が日本の国に稲作文化を広め、日本は豊かな国になり、最後に「この神酒は」の曲でその喜びを歌い踊る場面で終わりました。日本の国の神秘さや豊かさが伝わるお話でした。菅沼先生のお話によると、風土記に出てくるこのお話が、富士山について残る最古のお話だそうです。
来月の和歌劇「富智の山」後編は、万葉時代の富士山にまつわるお話です。

今回のコンサートでは、ご参加の皆様が、「このお話はわかりやすくて、とても面白い」「日本が実り豊かな国であることを感じました。」「季節先取りで、実りの秋を感じる、素敵な作品でした。」などの感想をお話くださいました。
きっとポーランドの皆様にも、この日本を代表する「富智の山」を、感じていただけると思います。

また今回のみやびうたコンサートでは、歌枕が最近により感じることというお話で、「はじめの感動や感謝の気持ちを、おつきやいや仕事が長くなってきても、忘れてはいけないと思います。」と、ご参加くださった皆様お一人お一人の良いところ、そして感謝の気持ちをお話いたしました。


メニュー

温泉玉子とオクラの青柚子風味
まぐろの冷製パスタ
タンドリーチキン
&チーズ焼きおにぎり
ピクルス
レアチーズケーキ

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刻まれたオクラのとろとろ感と温泉玉子のつるっと感に
青柚子風味でさっぱりひんやりで美味
さっとあぶられたマグロとトマトソース、青じそがマッチした冷製パスタ
カリッとしたチキンに、香ばしいおにぎり
また歌枕のお手製ピクルスにはオクラもはいってさっぱりと
ほんとに夏らしいお料理を満喫いたしました。
さっぱりとしたレアチーズケーキも最高でした!
ごちそうさまでした。


<秋公演予告>......................................................................

 和歌劇「熊 ゆ や 野」
-平家と源氏の間で揺れ動く 遠州池田宿の女性当主-

日時:2012年9月29日(土)30日(日)17時半開演
会場:天王山 福厳寺(ふくごんじ) 浜松市曳馬1-4-1



7月7日 「茶論みやびうたコンサート」レポート - 2012.07.09 Mon

スタッフの松田千鶴です。
7月7日七夕の日の「みやびうたコンサート」は、山上憶良『天の川の恋』からスタートし、歌枕は織り姫のようにあでやかに、そしてしとやかに衣をまとい登場しました。
「今日は雨もやみ、一年に一度の日彦星と織姫の願がかなったことでしょう。」との歌枕の話に、女性の皆様は乙女の気持ちに戻って、感想を話してくださっていました。

そして、今月の和歌劇は、「遣唐使の物語~弁正~」のお話です。
遣唐使として唐に渡った留学僧 弁正は、若き日の玄宗皇帝(李隆基)の囲碁仲間となり、李隆基に認められ、唐の官吏となり、妻をめとり、唐に残りました。
その弁正が詠んだ漢詩が、懐風藻の中に2首残されているそうで、それをもとに菅沼先生がこの作品を生みだされました。
このお話の最後には、その1首 弁正が、空の流れる雲をみて、雲は日本までもいくのだろうかと望郷の念を歌った歌に、歌枕が作曲をしています。
1300年前の弁正の思いが、切々と伝わってきました。

また今日は、先月はじめて参加してくださった松田千恵さんがお友達を誘い参加してくださいました。
大野さんは松山のご出身とお伺いし、歌枕が「それでは、今日のコンサートの終曲は、松山にちなんだ歌で」と、『船出の歌』で締めくくりました。


メニュー

冬瓜の中華風煮
なす春巻き しそ風味
~今日のタジン~
鶏肉のベトナム風 しょうが煮
みつばごはんのおにぎり
千恵梅ジャムのクレープ

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冬瓜の前菜は、色どりが美しく天の川の☆が光り、
なす春巻き、鶏肉のベトナム風は、
まさに夏の料理と言う感じで濃厚で大変美味しく、
みつばのおにぎりと共にいただきました。
デザートは、松田千恵さんからいただいた梅酒の梅で
歌枕が作り命名した千恵梅ジャムのクレープは
あっさりした甘さと酸味で夏の美味しいデザート
心もお腹も、七夕ディナーを楽しませていただきました。>




<秋公演予告>......................................................................

 和歌劇「熊 ゆ や 野」
-平家と源氏の間で揺れ動く 遠州池田宿の女性当主-

日時:2012年9月29日(土)30日(日)17時半開演
会場:天王山 福厳寺(ふくごんじ) 浜松市曳馬1-4-1



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