歌枕直美「海外公演2011」レポート トルコ・イスタンブール① - 2011.11.30 Wed
スタッフの松田です。
28日夜に無事にイスタンブールに到着。空港に着くと、違和感0。
歌枕が「なんだか大阪に帰ってきたみたい?このにぎやかさ!」との印象で、大阪南を思い起こさせる人々の熱気と人懐っこさがあります。
朝は窓の外から聞えるコーランを唱える声と、汽笛の音、かもめの声で目が覚め、やはり大阪でなくイスタンブールに来たのだと実感しました。
さて、今日は日本情報センターの日本語教室に通う生徒さん対象のコンサートで、イスラム圏での初の歌枕直美「やまとうたコンサート」は、どんな反応があるのか、はじまるまでまったくわかりませんでした。
文化センターの最上階が会場だったのですが、歌枕は演出にと「明日香風」の前奏でテラスからイスタンブールの風に乗って登場!その後、絶妙トークと演奏に、お客様はまるで大阪でのコンサートかのように集中、笑いの繰り返しで、大盛り上がりでした。
参加してくださった生徒さんは、高校生、大学生から一般の方までですが、全体的にお若い方が多く、日本語を習らわれているのは、アニメに興味をもたれた方が圧倒的で、少し日本語がはなせるかたもいらっしゃいました。恒例の「紫の恋」では、トルコ人の方に天智天皇、天武天皇役をとしてご登場いただくと、他のお客様は大喜びで、登場したお二人も歌枕の説明に「大海人は、もう過去の人。手を振らないで、あっちに行って。」というと、しょんぼりしたり、間奏のところでは、手を振るのも忘れて、両手を広げて愛情表現など・・・のりのりでの大反応でした。
また、終了後、女の子たちに感想を聞くと、「コンサートは、本当に素晴らしかったです。好きな曲は、曲名はわからないけどあのおもしろい曲がよかった。」おもしろい曲とは「来む来む」で、「来ると言ったのに 来ないじゃないの~」の気持ちは、トルコの若い女性も同じ気持ちらしく、楽しそうに語ってくださいました。
そしてこの日本文化情報センターをトルコ人のご主人とともに主宰される國田明子さんは、日本でご主人と出会い、ご主人はトルコでの漢字辞書を作られた方でその手助けをされ、またトルコにウィーンにあるような日本文化情報センターをつくりたいという夢を手伝うために18年前にイスタンブールへ来られたそうです。
その明子さんの学生時代のご専攻は日本美術史で、専攻されるきっかけは、もともと西洋美術を学ばれていたそうですが、大学時代、日本美学の上原和先生の「自分は、特攻隊に所属し、飛び立つのを待つ間に終戦を迎え生き残った。その時、焼け野原を見て、拾った命だから、世界で一番無意味なことを勉強しようと日本美学の研究をした。」とのお話しを聞いて、この先生につきたいと日本美術に転向されたそうです。そんな流れがあり、「今日の歌枕さんのコンサートで知覧での特攻隊記念館での衝撃から今の活動をされる話を聞かせていただいて、共通するものを感じ、感動しました。」とのお話しを聞かせていただきました。歌枕は「素晴らしいお話しですね。究極の状況の中で、その間逆の選択をされる。無意味と言われながら、意味深い選択。その先生につかれた國田さんとこうしてお会いできたのも、何か運命を感じます。」と話していました。
歌枕の発している電磁波が結び合わせるのか、歌枕の音楽(CD)が、世界中で共感し会えるお一人、お一人をつないでいくと、また実感する日となりました。
明日は、今回の海外公演の最終の「やまとうたコンサート」を予定しています。
歌枕直美「ヨーロッパツアー2011」
=ポーランド=
2011.11.23 ワルシャワ
ポーランド日本情報工科大学にて 大学での講義と和歌劇「姫たちの伝言」公演
2011.11.24 トルン
Dom muzにて 和歌劇「姫たちの伝言」公演
2011.11.26~27 グダンスク
ポーランド日本情報工科大学にて 大学での講義と和歌劇「姫たちの伝言」公演
=トルコ=
201111.29~30 イスタンブール
日本情報文化センター「やまとうたコンサート」
歌枕直美 ニューアルバム
~歌い伝える日本の心の物語~「言の葉」
好評発売中!
28日夜に無事にイスタンブールに到着。空港に着くと、違和感0。
歌枕が「なんだか大阪に帰ってきたみたい?このにぎやかさ!」との印象で、大阪南を思い起こさせる人々の熱気と人懐っこさがあります。
朝は窓の外から聞えるコーランを唱える声と、汽笛の音、かもめの声で目が覚め、やはり大阪でなくイスタンブールに来たのだと実感しました。
さて、今日は日本情報センターの日本語教室に通う生徒さん対象のコンサートで、イスラム圏での初の歌枕直美「やまとうたコンサート」は、どんな反応があるのか、はじまるまでまったくわかりませんでした。
文化センターの最上階が会場だったのですが、歌枕は演出にと「明日香風」の前奏でテラスからイスタンブールの風に乗って登場!その後、絶妙トークと演奏に、お客様はまるで大阪でのコンサートかのように集中、笑いの繰り返しで、大盛り上がりでした。
参加してくださった生徒さんは、高校生、大学生から一般の方までですが、全体的にお若い方が多く、日本語を習らわれているのは、アニメに興味をもたれた方が圧倒的で、少し日本語がはなせるかたもいらっしゃいました。恒例の「紫の恋」では、トルコ人の方に天智天皇、天武天皇役をとしてご登場いただくと、他のお客様は大喜びで、登場したお二人も歌枕の説明に「大海人は、もう過去の人。手を振らないで、あっちに行って。」というと、しょんぼりしたり、間奏のところでは、手を振るのも忘れて、両手を広げて愛情表現など・・・のりのりでの大反応でした。
また、終了後、女の子たちに感想を聞くと、「コンサートは、本当に素晴らしかったです。好きな曲は、曲名はわからないけどあのおもしろい曲がよかった。」おもしろい曲とは「来む来む」で、「来ると言ったのに 来ないじゃないの~」の気持ちは、トルコの若い女性も同じ気持ちらしく、楽しそうに語ってくださいました。
そしてこの日本文化情報センターをトルコ人のご主人とともに主宰される國田明子さんは、日本でご主人と出会い、ご主人はトルコでの漢字辞書を作られた方でその手助けをされ、またトルコにウィーンにあるような日本文化情報センターをつくりたいという夢を手伝うために18年前にイスタンブールへ来られたそうです。
その明子さんの学生時代のご専攻は日本美術史で、専攻されるきっかけは、もともと西洋美術を学ばれていたそうですが、大学時代、日本美学の上原和先生の「自分は、特攻隊に所属し、飛び立つのを待つ間に終戦を迎え生き残った。その時、焼け野原を見て、拾った命だから、世界で一番無意味なことを勉強しようと日本美学の研究をした。」とのお話しを聞いて、この先生につきたいと日本美術に転向されたそうです。そんな流れがあり、「今日の歌枕さんのコンサートで知覧での特攻隊記念館での衝撃から今の活動をされる話を聞かせていただいて、共通するものを感じ、感動しました。」とのお話しを聞かせていただきました。歌枕は「素晴らしいお話しですね。究極の状況の中で、その間逆の選択をされる。無意味と言われながら、意味深い選択。その先生につかれた國田さんとこうしてお会いできたのも、何か運命を感じます。」と話していました。
歌枕の発している電磁波が結び合わせるのか、歌枕の音楽(CD)が、世界中で共感し会えるお一人、お一人をつないでいくと、また実感する日となりました。
明日は、今回の海外公演の最終の「やまとうたコンサート」を予定しています。
歌枕直美「ヨーロッパツアー2011」
=ポーランド=
2011.11.23 ワルシャワ
ポーランド日本情報工科大学にて 大学での講義と和歌劇「姫たちの伝言」公演
2011.11.24 トルン
Dom muzにて 和歌劇「姫たちの伝言」公演
2011.11.26~27 グダンスク
ポーランド日本情報工科大学にて 大学での講義と和歌劇「姫たちの伝言」公演
=トルコ=
201111.29~30 イスタンブール
日本情報文化センター「やまとうたコンサート」
歌枕直美 ニューアルバム
~歌い伝える日本の心の物語~「言の葉」
