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記紀・万葉やまとうた「近江慕情」 - 2016.10.31 Mon

スタッフの松田です。
万葉集 最大の歌人とも呼ばれている柿本人麻呂。
天智天皇が奈良より遷都した大津の宮が、壬申の乱により廃墟と化した、その旧跡を訪れ昔を偲んで詠まれた歌です。

  「近江慕情」〜CD「みやびうた」より〜
      作詞:柿本人麻呂 作曲:綱澤僚

 玉だすき 畝傍の山の 橿原の 聖の御代ゆ
 生れましし 神のことごと つがの木の いや継ぎ継ぎに
 天の下 しらしめししを 天にみつ 大和を置きて
 あをによし 奈良山を越え いかさまに 思ほしめせか 
 天離る 鄙にはあれど 石走る 近江の国の 楽浪の 大津の宮に
 天の下 知らしめしけむ 天皇の 神の尊の 大宮は ここと聞けども
 大殿は ここと言へども 春草の繁く生ひたる
 霞立ち 春日の霧れる ももしきの 大宮所 見れば悲しも
                      万葉集巻1−29          

近江慕情1

―試 聴―(クリックするとご試聴いただけます)


=対訳=
畝傍山のふもとの橿原で、初代の天子の御代から栂の木が次々に生えて来る様に続いていた国を治めてきた王朝が、天に満つ大倭を後にして、奈良山を越えて、どの様に考えられたのか。天を離れた比奈ではあるが、近江の国のさざ波の大津の宮で、天下をお治めになった近江大王の、神の尊の大宮はここだと聞いた。けれども大殿は、ここのはずだけれど春の草がたくさん生えている。霞の立つ春の日に霧がかかっている大宮の跡を見ると悲しい。

=歌枕より=
人麻呂の歌の格調に惚れ惚れします。長歌において、このたおやかなリズム。音楽にのると、言葉が浮き立ってきます。

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