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「うたまくら30周年にむけて」vol.5〜制作への道・音楽で綴る万葉集「みやびうた」誕生〜 - 2020.05.18 Mon

スタッフの松田です。
設立より4年目の秋、その当時、うたまくら社の収入の柱であった仕事を失うかもしれないというピンチの事柄がありました。その時、歌枕は「ピンチをチャンスに変えなければ!今こそやらなければならない。うたまくらオリジナルを作らないと。」と、それまで歌枕の中であたためていた企画の制作を決断しました。それは、日本の古典を現代に再生させること、西と東の融合、つまり万葉集に現代のメロディーをのせて演奏する事でした。まさに、設立当初の歌枕の指針「そこにしかないものを発信する会社になりたい。」という考えのスタートとなりました。


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(初版盤「音楽で綴る万葉集〜みやびうた」CD)


それから作曲家をはじめ、共に制作をしてくださるスタッフ探しからはじまり、知人の紹介で作曲家 綱澤僚さんと出会い、はじめはCMなどの作曲をされている方ということで、音楽感が合うのかどうか不安ながらも、一か八かと候補の万葉歌を持って打ち合わせをし、歌枕が帝国ホテルで演奏をしている時に聴きにきていただきました。そして、その翌日、歌枕の声を聞いてすぐに曲が出来たのが「三輪山」でした。歌枕もこの曲のデモを聴いた時に、「これは生涯かけてできるプロジェクト。」と感じました。それからわずか2ヶ月の制作期間で、「音楽で綴る万葉集〜みやびうた」CDが完成。1997年3月24日大阪倶楽部に於いてリリースコンサート開催、記念すべき日となりました。
そして、西洋音楽と日本文化の融合した「音楽で綴る万葉集〜みやびうた」CDは、新しい音楽として新聞各社に取り上げられました。

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(1997年3月18日読売新聞)*画像をクリックすると拡大されます

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(1997年3月21日朝日新聞)*画像をクリックすると拡大されます

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(1997年3月6日産経新聞)*画像をクリックすると拡大されます


リリースコンサート当日、新聞記事を見て興味を持ち聴きにきてくださった上島朱實さん(現:歌枕直美友の会名誉会長)が、会場客席一列目に座ってくださっており、「聴いた瞬間、その豊かな情感にすっかり魅了された。」と、それから24年、今なお応援し続けてくださっています。

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(「ようこそモリスの世界へ」CD)


またこの日は、近代デザインの父と呼ばれるウィリアム・モリスの誕生日でNHKでは特別番組「ようこそモリスの世界へ」が放送され、番組エンディング曲を歌枕が歌わせていただき、2重の記念日となりました。歌枕がウィリアム・モリスをはじめとする生活工芸に興味を持ったきっかけは、前回ご紹介しました京都・無名舎のご当主 吉田孝次郎先生と出会いにあり、それがこの様な形で繋がり、ウィリアム・モリスとも不思議な縁を感じます。



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アーティスト歌枕直美のライブを中心とした様々な音楽活動を、コンサートスタッフがレポートいたします。

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