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11月25日浜松・福厳寺にて和歌劇「熊野」追加公演レポート 村瀬 隆 - 2012.11.29 Thu

 福厳寺についた。天気は上々であった。
現地について、いつも気になるのは、当日の空模様である。
前回は、台風直撃下での、暴風雨の中でのコンサートであった。
公演の帰りには、各所が停電し、道路の信号もついておらず、公道の一部は水没などしており、このコンサートは、歌枕史上はじめての、台風コンサートであった。
その台風の余力を借りて、10月にはポーランドに上陸し、ポーランドの各地に歌枕旋風を巻き起こして、帰ってきたとのことである。
このポーランドの公演は、二週間の長期にわたり、既に6年の歳月をかけて、ポーランドの人々との草の根の交流を続けてきている。その成果が今回のポーランドでも大きく花開いて来たようだ。

 今日は、ポーランド帰国後、最初の和歌劇「熊野」の上演となる。前回、予約をしながら、コンサートに来られなかった人々のために、追加公演が催されることになった。今日は、その追加公演の当日である。11月下旬ともなると、そろそろ寒さが身にしみる頃だが、2時間も前から、公演会場を訪ねてこられる皆様もあり、歌枕直美さんの歌の魅力は、しっかりと浜松の人々に浸透してきているようだ。その原動力となっているのが、浜松歌枕直美友の会の人たちである。今日も、その準備に現地の人々が参集し、ボランティア活動によって、この公演を支えてくださっている。

 歌枕直美さんの七不思議の一つは、歌枕さんの歌に魅了された人たちの自主的な活動が各地域で起こっていると言うことであり、人間的な絆があちこちで結ばれ、その輪が連鎖的に広がっていく、という妙である。これは、一つには、歌枕さん自身の活動の基本理念から発生する物だろう。日本の文化や精神を日本人のみならず、世界の人々に伝えていくという商業主義を越えた、活動の精神が自ずから、その活動を支えようと言う人々の輪を広げていくようだ。その輪は、ヨーロッパにもポーランドを核として、広がりつつある。ポーランドでも現地の学生さんや先生が積極的に中心となり、ボランティアで活動や公演を支えてくださっているのは本当に有り難いことである。まさに、人と人が紡いでいく歌の絵巻である。福厳寺でのコンサートもまさにその人の縁が結んだ結果として生じたものだ。福厳寺は、これまでのお寺の概念を変える、地域に開かれた新しいお寺の形を模索されており、ご住職は建築の勉強をされていたこともあり、寺の建築も、極めて斬新的な設計が取り込まれ、開放的で明るい。この開かれたお寺では、地域の様々なコンサートやイベントが行われ、新しい寺の形が地域の人々に定着してきているようにも聞く。

 さて、今回の追加公演の、皆様のご感想は如何だったろうか、、
ポーランドの土産話も加わり、いつもの歌枕ジョークも多発し会場を笑いに包んでいた。
初めてご覧になった皆様も、とても、歌がうつくしくて、感動しましたと好評だった。
受付にいた私は、折角なので、禅寺にあやかり、目を閉じて、禅僧のように黙想しながら歌を聴いていると、その音の流れは、まるで、音の絵巻物語ともいうべき、古楽器のふんだんな音色に満ちた、躍動感と清涼感に満ちた世界であった。来年の和歌劇は、どんな変貌をみせるだろうか、ますます楽しみになってきた。

さて、これからの茶論コンサートには、12月1日友の会会員制の茶論「みやびうたコンサート」、そして今年の締めくくりには、クリスマスはうたまくら茶論で楽しいクリスマスコンサートが、歌枕さんのふんだんのジョークが聞けて、おもしろいハプニングが続出、ぜひ、はじめての皆さんもうたまくら茶論でお楽しみください・・・


<2012年うたまくら茶論コンサートスケジュール> ・・・・・・・・・・・・ 

  ◆12月1日(土)16:00~20:00 茶論「みやびうたコンサート」
                    ~記紀・万葉集和歌劇「大伯皇女」~

  ◆12月14日(金)19:00~22:00 茶論「金曜の夜にコンサート」

  ◆12月20日(木)~25日(火)うたまくら「クリスマス☆忘年会」
     *20日(木)、21日(金)、25日(火)・・・19:00~22:00
     *22日(土)、22日(日)、23日(月・祝)・・・17:00~20:00





● COMMENT ●

「大伯皇女」、楽しみです!

少し不安でしたが、思い切って浜松公演行かせていただき、歌枕先生の「芸術家としての素晴らしさ」に感動いたしました。私は、歌枕先生に出会って日が浅いですので、{あらためて}という感じです。
多くの方が集まられるのは、美しい歌声はいうまでもなく、高い芸術性、精神性それに、やはり、
お人柄と思います。
草子に、菅沼先生の脚本は、「平易だけれども、誠実さに満ち、組み立てがしっかりしている」と書かれた方の文章を拝見したのが、印象に残っているのですが、菅沼先生のお人柄かなと思います。
私は、文学は不得意ですが{かと言って、得意なものは、しゃべることと、食べることぐらいですが・・・・}和歌劇は、脚本、表現、お二人の誠実なお人柄により、成り立っているのではと拝察するしだいです。時間をかけて、味わえるようになりたいと思います。
さて、浜松に続いて、今週末と、ハードですが、演目が、「大伯皇女」とあっては、二上山出身の私としましては、出席しないわけには、いきません。楽しみにしています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

台風も、歌枕パワーにびっくり!

「台風の余力を借りて、ポーランドの各地に歌枕旋風を巻き起こして…」とは、さすが村瀬さん、表現が素晴らしいです。歌枕さんの公演に足を運ぶ方々は、人が人を呼び、残って下さる方は御縁があったのかと思います。何事も、マイナスではなく、プラスに変えていく歌枕さんの力とセンスがあり、どんどん引き込まれていき、気が付けばアリ地獄ではなく、“うたまくら地獄”(すみません)です。
村瀬さんも、いつもお疲れ様です。又、みやびうたコンサートも、宜しくお願い致します。

松田千恵様

先日はご遠方のところお越しいただき、ありがとうございました。
また、最高の評価をありがとうございました。
また、明日もよろしくお願いします。

妹尾様

いつもありがとうございます。
村瀬さんの表現は、いつも素晴らしいと私も思います。
そして、妹尾さんの名コメントも、素晴らしいです。
明日のみやびうたコンサート、お待ちしております。


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