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7月5日「茶論やまとうたコンサート」レポート - 2020.07.06 Mon

スタッフの松田です。
7月5日歌枕直美「茶論やまとうたコンサート」(友の会会員制)を開催。友の会の重鎮の皆様、そして今年ご入会くださった方がご参加くださいました。
歌枕は、この季節にふさわしい爽やかなブルーの衣装で登場し、七夕によせて万葉集にのこる織姫と彦星の歌“天の川の恋”の演奏からスタート。茶論の中に宇宙が広がり、壮大な雰囲気になりました。友の会名誉会長の上島さんより、「“天の川の恋”は、24年前、歌枕さんのはじめてのコンサートで聴いた曲で、今日聴かせていただいて本当に感激です。」とのお声をいただきました。

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そして7月の新作は、七夕にちなんだお話「相撲司・熊凝の歌」。脚本の菅沼先生より、「今の星まつりの七夕行事は、貴族の中で行われたようです。旧暦の7月7日は今のお盆の頃で、田んぼの農作物につく害虫を防ぐための無仕送りという行事を行っていました。また、平安時代の歴史書には、7月7日七夕の日に、諸国から力士がやってきて天皇の前で相撲を行う儀式のような行事があったことが記されています。そして勝者は領地を授かり、敗者は田んぼを守る神になったというお話が残っています。」とのお話をお伺いしました。上演後、お客様より「七夕の行事に相撲とは、まったく知りませんでした。やまとうたコンサートに参加するごとにいろいろな歴史を知る事ができて楽しいです。」「私の田舎では、虫送りの行事が子供の時にありました。平安から続く行事だったのですね。」などのお声をいただきました。そして、若の浦にまつわるやまとうた「鶴鳴き渡る」を演奏。コンサートの締めくくりは、こうして集い共に時間を過ごせることに感謝し、皆様とご一緒に「萌え出づる春」を歌いました。

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コンサート後は、「梅と宴」で皆様と乾杯し食事会が開宴。今日の歌枕お手製料理“夏メニュー”は、カナッペ2種(トマトのバジルソース和え・オイルサーデン)、とうもろこしの冷製スープ〜豆腐とともに〜、マッシュルームのフライと数種のピクルス、鱧そうめん、お吸い物、そしてデザートのスイートポテトまで、彩り美しく美味しいお料理を堪能しました。

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◆次回「茶論やまとうたコンサート」は、8月2日(日)11時〜14時半 うたまくら茶論にて開催。
詳細は、うたまくらHPをご参照ください。




「うたまくら30周年にむけて」vol.10〜 “数々の万葉名曲誕生”と“歌枕直美の活動を応援する会”発足〜 - 2020.06.29 Mon

スタッフの松田です。
1997年3月24日音楽で綴る万葉集「みやびうた」CDを発表後、全国でのコンサートを行い、その中で、兵庫県加古川ウェルネスパーク・アラベスクホール1周年記念コンサートでは、「印南野の月」、奈良県立橿原文化会館 主催コンサートでは「大和三山」、富山県高岡市万葉歴史館10周年記念コンサートでは「春の苑」と、そのご当地にちなんだ曲を制作・発表。またオリジナルCDも2nd「明日香風」3rd「あさね髪」4th「カエリー」と、1年半に1枚のペースで、順にリリースしていき、数々の万葉集の名曲が誕生していきました。

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(歌枕直美オリジナルCD 音楽で綴る万葉集シリーズ)

★歌枕直美オリジナルCD詳細は、うたまくらHPにて★


そうして活動が深まり、充実して行く中で、多くの応援して下さる方々に出会う事ができ、「歌枕直美の活動を応援する会」(現:歌枕直美友の会)を、現:歌枕直美友の会の名誉会長である上島朱實さんを中心に立ち上げてくださいました。そして、応援する会の皆さんが、各地の酒蔵や万葉ゆかりの施設等にコンサート開催のお声掛けをくださったり、主催コンサートでの受付等のボランティアスタッフを務めてくださるなど、現在に至るまで暖かい支援をいただいています。

その会報誌として、「うたまくら草子」を発刊することになり、歌枕達ての願いで、奈良教育大学名誉教授の脇田宗孝先生に素晴らしい題字を書いていただきました。

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(うたまくら草子題字)     (2000年3月明日香村の脇田先生ご自宅にて)

★うたまくら草子5号(2000年5月) 脇田宗孝先生対談★


「うたまくら草子」記念すべき第1号は、1999年8月20日に発行。年3回発行し、巻頭ページは、歌枕の尊敬する方々との対談コーナー、そして中面には、会員の皆様の熱い思いと旬のコンサート情報などでお届けしており、次号で75号(2020年9月1日号)となります。読み返してみると、皆様からの貴重なお言葉・メッセージが綴られており、感動と20年間の重みを感じます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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(歌枕直美友の会会報誌「うたまくら草子」)

★うたまくら草子バックナンバー「対談」「会員メッセージ」を、うたまくらHPに掲載中★




「うたまくら30周年にむけて」vol.9〜万葉集を現代のメロディーにのせて歌うソプラノ歌手 歌枕直美〜 - 2020.06.22 Mon

スタッフの松田です。
1997年3月24日歌枕のオリジナル作品 音楽で綴る万葉集「みやびうた」CDを発表して以来、「万葉集を現代のメロディーにのせて歌うソプラノ歌手 歌枕直美」と、大阪・奈良をはじめとして、滋賀、兵庫、和歌山、徳島、岡山、岐阜、長崎、山梨、東京と、数年間で全国に活動が広がっていきました。

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(1997年〜2002年各地でのコンサート案内)*画像をクリックすると拡大されます。

主な出演依頼:うたまくらHP


また、歌枕の「みやびうた・万葉コンサート」は、コンサートホールのみでなく、神社仏閣、酒蔵などの歴史的建築でのコンサート、そして文化講演会や記念式典、周年事業、歴史や環境などのフォーラムやシンポジウムなどの中でのコンサート依頼もいただきました。万葉集にうたわれた現代とかわらぬ人の心、自然の讃美を、歌枕がさまざまな行事のテーマに合わせてのコンサートを行い、大変好評をいただきました。

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(1999.11.12 大垣市スイトピアセンター 唄と琵琶で綴る万葉・関ヶ原)

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(2002.11.15 伊丹アイフォニックホール 伊丹ユネスコ20周年記念「みやびうたコンサート」)



文化講演会やフォーラム・シンポジウムなどでは、演奏とともに講演者やパネラーとして、文化人や学者先生方と共に出演。少しご紹介いたします。


*シルクロード文化フォーラム シルクロードと万葉集

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(1999.2.22 東京・ヤクルトホール)*画像をクリックすると拡大されます。



*シルクロード文化フォーラム シルクロードの女王国パルミラ

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(2000.2.17 東京・イイノホール)*画像をクリックすると拡大されます。



*国土交通省近畿地方整備局 みち対談 古代の「美知」への想い

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(2002.1.30 奈良・菊水楼にて対談)*画像をクリックすると拡大されます。



*企業の商品発表会での演奏依頼

なら100年会館で行われた奈良トヨタ自動車の新車発表会にて、歌枕がオープニング演奏を務めさせていただき、その後「能」。そして「伝統と革新の融合」をテーマとした新車が登場しました。そのテーマが、歌枕の作品と共通を感じ、とても印象的でした。

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(1999.10.27 なら100年会館「奈良トヨタ自動車 新車発表会」)
*画像をクリックすると拡大されます。


このように活動が広がっていく中で、「歌枕さんは、万葉集の秀歌に音楽性の高い響きによって命を吹き込んでいく。万葉のファンにとどまらず、全国にネットワークが広がっていっている。」との評価をいただきました。また、諸先輩方との貴重な出会いがあり、それが今の歌枕の礎となっていると思います。




「うたまくら30周年にむけて」vol.8〜海を越えて彩る言の葉・みやびうた「パリ言語博覧会」〜 - 2020.06.15 Mon

スタッフの松田です。
1997年3月24日歌枕のオリジナル作品 音楽で綴る万葉集みやびうた」CDが誕生し、万葉集の楽曲をもってのコンサート活動、大型CDショップでの販売も順調に進む中、楽器関係でのお仕事でお世話になったドイツ在住の方が、ヨーロッパ各地の大使館に「みやびうた」CDを送ってくださいました。それがきっかけとなり、パリのフランス日本大使館よりご連絡をいただきました。パリでは、毎年「パリ・エキスポラング(言語博覧会)」を開催されており、ちょうど1998年1月28日〜2月1日に開催する第16回目は、日本がテーマ国になるということで、「歌枕さんの音楽は、日本語の魅力を伝える今回の博覧会の趣旨にふさわしく、ぜひ世界の方々に日本語のすばらしさを伝えてほしい。」と、お招きいただきました。


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(パリ・エキスポラング案内と開催会場グランドホール)


パリ・エキスポラング」は、ヨーロッパ最大の言語博覧会で、世界の言語を中心に文化、旅行、翻訳といった部門で紹介する国際的サロンのような存在で、この年は、フランスでの日本語教育の歴史からの日本漫画、書道、華道、アニメ映画など、あらゆる角度から日本文化を紹介されていました。

歌枕のコンサートは、博覧会の最終日2月1日、すべてのセミナーや世界各地のコンサートが終わり、最終プログラムとして開催され、『天の川の恋』からはじまり『船出の歌』まで、「みやびうた」CD(初版盤)に収録された曲を全曲演奏。初の世界発信となりました。


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(1998年2月1日 「みやびうたコンサート」グランドホール地下劇場にて)


コンサート終了後、聴いてくださったお客様より、アーティストに直接会って感動を伝えたいとのお声があり、たくさんの方が歌枕が出て来るのを待ってくださっていました。「歌枕さんの音楽で、歌を詠んだ人の心が伝わりました。」「日本語の美しい響きに感動しました。」「1300年前に女性が歌を詠み、名前が残っているということに驚きました。」「天皇が歌を詠むという文化をもっていたということが素晴らしいと思いました。」など、熱いメッセージをいただきました。

 
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(1998年4月11日 産経新聞 文化欄「世界に響く万葉のうた」)
*画像をクリックすると拡大されます



その後、2月6日には、独日音楽振興会のお招きで、ドイツ・デュッセルドルフにある社団法人ドイツ「恵光」日本文化センターにて「みやびうたコンサート」を開催。こちらでは、在住の日本人の方とドイツ人の方が聴いてくださいました。当日、通訳をしてくださる日本人の男性に曲の説明をさせていただいている中で『君待つと』の和歌の内容をお話ししていると、「ドイツ人女性は、男性を待つなんて許せない。」「秋の風ですだれが動いて愛しい人の訪れかと感じるような繊細な感性は少ない。」など、ドイツ人と日本人の感覚の違いのお話になり、それが印象的だったと歌枕が話していました。


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(1998年2月6日 ドイツ 「みやびうたコンサート」案内)


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(1998年3月9日 RHEINISCHE POST)
*画像をクリックすると拡大されます


現在、「歌枕直美のやまとうたを歌う会」の竜門陽子会長が、大阪府学校歯科医師会の会報誌「府学歯報」にて、“海を越えて彩る言の葉・みやびうた”と題し、歌枕のやまとうたの曲を取り上げ、和歌英訳しコラムを連載してくださっていますが、1998年「みやびうた」CDが誕生から1年弱で、このようなすばらしい機会をいただき、歌枕の日本文化を音楽に乗せて世界へ発信したい。」という思いが実現し、“海を越えて彩る言の葉・みやびうた”の第一歩を記すことができました。



6月7日「茶論やまとうたコンサート」レポート - 2020.06.08 Mon

スタッフの松田です。
長かった自粛期間を越え、うたまくら茶論コンサートが本日より再スタートとしました。歌枕直美友の会の皆様を中心にご参加くださり、久し振りの再会を喜びあいました。

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今月の新作は「伊予の誘庭」。万葉の時代、それより100年前に上宮法王が天の恵み、地の恵みは何人にも区別なくもたらす...と書かれた碑文が伊予の湯岡にあり、そこを山部赤人が訪れて歌をテーマにした作品でした。脚本の菅沼先生より、「1400年前に上宮法王が書かれた直筆の本が今も残されています。法隆寺が管理していて、今は皇室にあります。1300年前には、その法王の詩を碑文にしていて、それが人気があり当時たくさんの人が訪れていたので、“誘庭”と呼ばれていたということが、風土記に残っています。」歌枕より、「この1400年前に詠まれた上宮法王の言葉一つ一つが、心に沁みわたり感動しています。」と、お話し上演いたしました。

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お客様より、「1400年前から、天地の恵みは誰にも平等と歌われ、また鳥の声を感じられていたことがすばらしいと思いました。現代では、カエルの声や蝉の声がうるさいなど、自然に対しての苦情まである世の中になってきていて大変な事だと思います。」「歌枕さんの朗読と歌を聴かせていただいて、自然の景色が見えてきました。」などのご感想をいただきました。

そして、6月の歌枕が選ぶ1曲は「大和三山」。香具山、畝傍、耳成の3つの山を男女の三角関係に例えた歌とも言われています。3という数字は不安定さを表していて、生きて行く中では中間サイドのことがたくさんあります。壮大な世界観の中にも、その不安定さを感じていただければと思いますと、しっとりと、そして情熱的に歌い上げました。

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コンサート後は、皆で乾杯し、会員の伊藤さんの手作り野菜をふんだんに使わせていただいた歌枕のオリジナル料理、スイスチャードのオムレスや黒豆、ビーツの冷製スープ等、美味しくいただきました。また、「歌枕さんの音楽・やまとうたと出会い、その音楽を共感する仲間たちがここに集う、そういうつながりが、どんなに大切かというのを、今回強く感じました。」とお話いただき、楽しく濃厚な時間となりました。



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アーティスト歌枕直美のライブを中心とした様々な音楽活動を、コンサートスタッフがレポートいたします。

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